エクアドルは近年治安が急速に悪化しており、旅行者は十分な注意が必要です。特に北部のコロンビア国境付近や都市部では、麻薬組織の活動や凶悪犯罪が増加しています。首都…

ハイチの治安は?危険な場所や知っておきたい準備事項と注意点
ハイチの治安状況は極めて深刻で、全土が危険な状態にあります。日本の外務省は、ハイチ全土に対して「レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)」を発出しています。首都ポルトープランスを含む全土で武装集団による犯罪行為が頻発しており、特に夜間の外出は絶対に避けるべきです。現在の治安状況では観光目的での渡航は推奨できません。やむを得ない理由で滞在する場合も、十分な警戒が必要です。緊急時の連絡先や避難場所を事前に確認し、非常用物資の準備も欠かせません。
2024年09月19日更新
ハイチの治安状況

ハイチ旅行前に準備したいポイント
ハイチへの渡航は現在極めて危険であり、日本政府は全土に退避勧告を出しているため、旅行は強く推奨されません。しかし、やむを得ない事情で渡航する場合は、以下の点に注意して準備することが重要です。まず、在ドミニカ共和国日本国大使館内の在ハイチ日本国大使館臨時事務所に連絡先を登録し、最新の安全情報を入手すること。次に、信頼できる警備会社のエスコートサービスを手配し、緊急時用に現金(米ドルとハイチグルド)、パスポート、貴重品を常に持ち出せるよう準備します。また、飲料水、非常食、医薬品、燃料を最低10日分用意し、推奨されるワクチン(A型肝炎、B型肝炎、破傷風など)を接種し、マラリア予防薬を処方してもらうことが求められます。渡航前に十分な準備と情報収集を行い、現地では細心の注意を払って行動することが不可欠です。ハイチの犯罪の特徴
ハイチの犯罪状況は深刻化しており、特に以下の特徴が顕著です。誘拐事件の急増が最も深刻で、外国人や裕福なハイチ人が主な標的となっています。武装強盗も頻発しており、銃器を使用した暴力的な強盗が路上や住宅、商業施設で多発しています。また、組織犯罪の拡大が見られ、ギャング組織が広範囲を支配し、麻薬密売やマネーロンダリングに関与している疑惑があります。さらに、性犯罪が増加しており、特に避難民キャンプなどで女性や少女への性的暴行が報告されています。これらの犯罪は、長年の政治的不安定さや経済的困窮、法執行機関の機能不全が背景にあり、犯罪者の多くが罰せられない現状が犯罪の増加を加速させています。ハイチでの犯罪対策

ハイチで治安が悪いとされる要注意エリア・スポット

シテ・ソレイユ地区
シテ・ソレイユはハイチの首都ポルトープランス都市圏に位置する北半球最大の貧民街で、治安が極めて悪化していることで知られています。1960年代にデュヴァリエ政権下で低所得者用住宅として建設され、その後農村部からの移住者や他地域からの立ち退き者が流入し、人口が急増しました。現在、約30万人が居住し、深刻な貧困と過密状態に加え、武装ギャング間の抗争に悩まされています。医療アクセスは極めて限られており、国境なき医師団(MSF)の救急病院が唯一の医療施設です。武装ギャングの衝突により、多くの住民が避難を余儀なくされ、外国人や支援団体のスタッフも標的となる可能性が高く、極めて危険な地域とされています。カルフールのマーケット
ルフールのマーケットは、ハイチの首都ポルトープランス近郊に位置する大規模な青空市場で、治安上の懸念が非常に高い地域です。この市場は地元経済の重要な拠点である一方、犯罪の温床にもなっています。市場内外では武装強盗や窃盗が頻発し、特に外国人や目立つ観光客が標的になりやすいです。混雑した環境を利用したスリや置き引きなどの軽犯罪も多く、また市場周辺ではギャング組織の影響力が強く、突発的な暴力事件のリスクが高いです。このため、ルフールのマーケットへの訪問は極めて危険であり、できる限り避けるべきです。どうしても訪れる場合は、現地の信頼できるガイドや警備員の同行が不可欠です。夜のデルマ通り
デルマ通りはポルトープランス市内の主要な商業地区ですが、夜間は極めて危険な場所に変わります。日中はホテル、レストラン、商店が立ち並ぶ賑やかな通りですが、日没後は武装ギャングによる襲撃が頻発し、特に外国人や観光客が狙われやすく、強盗や誘拐のリスクが高まります。現地の治安当局の機能が著しく低下しているため、夜間のデルマ通りへの外出は絶対に避けるべきです。もしハイチで犯罪の被害にあってしまった時の対応方法
