ニュージーランドの空港を徹底解説!定番のオークランド・クライストチャーチの空港やアクセス方法・行き方なども紹介

ニュージーランドへの玄関口となる主要空港について、詳しく解説します。国際線の中心となるオークランド国際空港や、南島最大の都市クライストチャーチの空港を中心に、各空港の特徴や市内へのアクセス方法をご紹介します。日本からの直行便の有無や乗り継ぎ情報、空港から市内への移動手段など、旅行者にとって重要な情報を網羅しています。ニュージーランド旅行を計画する際に役立つ、空港や交通アクセスに関する実用的な情報をお届けします。初めての方でも安心して旅行できるよう、空港到着後の流れもわかりやすく解説していきます。

2024年09月10日更新


ニュージーランドには13の空港がある!

ニュージーランドには合計13の空港があり、そのうち5つが国際線の発着を扱う主要な国際空港です。最大の国際空港はオークランド国際空港で、年間1,100万人以上の海外旅客が利用する国の主要な玄関口となっています。その他の重要な国際空港には、首都ウェリントンにあるウェリントン国際空港、南島最大の都市クライストチャーチの空港、そして観光地として人気のクイーンズタウン空港があります。これらの空港は、ニュージーランド航空を中心とした国内線ネットワークによって結ばれており、国内の移動を容易にしています。また、小規模な地方空港も含め、これらの空港は国内外からの観光客やビジネス旅行者にとって重要な交通拠点となっています。

ニュージーランドで定番の空港2つ

オークランド空港の特徴

オークランド国際空港は、ニュージーランド最大の国際空港であり、年間1,100万人以上の海外旅客が利用する国の主要な玄関口です。空港は市中心部から南へ約20kmの距離に位置し、国際線と国内線の2つの独立したターミナルを持つのが特徴です。両ターミナル間の移動には、無料連絡バスか10分ほどの徒歩での移動が必要となります。2019年に完了した5年間の国際線ターミナル改修工事により、広々とした座席エリア、最新の設備、多数の飲食店やリテールショップが新たにオープンし、旅客の利便性が大幅に向上しました。また、日本人旅行者にとっては、自動入国・出国検査システムが利用可能で、スムーズな出入国手続きが可能となっています。

オークランド空港のターミナルは2つ

オークランド国際空港は、国際線ターミナルと国内線ターミナルの2つの独立したターミナルを有しています。国際線ターミナルは2階建てで、1階が到着フロア、2階が出発フロアとなっています。国内線ターミナルはさらに2つに分かれており、ニュージーランド航空を中心としたターミナルと、ジェットスターなどの他の航空会社用のターミナルがあります。両ターミナル間の移動には、午前5時から午後10時30分まで15分間隔で運行する無料のシャトルバスが利用可能で、徒歩でも約10分で移動できます。将来的には、国内線と国際線のサービスを1か所にまとめた新しいターミナルの建設が計画されており、乗り継ぎの利便性向上が期待されています。

オークランド空港から市内までの交通手段

オークランド空港から市内への主要な交通手段には、スカイドライブ(SkyDrive)と呼ばれる空港バス、スーパーシャトル(Super Shuttle)、タクシー、そしてUberがあります。スカイドライブは最も経済的な選択肢で、大人片道16ニュージーランドドルで約40分で市内中心部に到着します。スーパーシャトルは乗り合いのドアツードアサービスを提供し、市内中心部まで約33ニュージーランドドルかかります。タクシーは便利ですが、料金は38〜75ニュージーランドドルと高めです。Uberも利用可能で、タクシーよりも若干安い料金で利用できます。公共交通機関を好む旅行者には、シャトルバスと電車を組み合わせた移動方法もあり、これは比較的安価な選択肢となっています。

クライストチャーチ空港の特徴

クライストチャーチ国際空港は、ニュージーランド南島最大の空港で、市中心部から北西約12kmに位置しています。年間600万人以上の旅客数を誇り、国内外の多くの都市と結ばれています。国際線では主にオーストラリアやアジアの都市と直行便で結ばれており、シドニー、メルボルン、ブリスベン、シンガポール、広州などへの便が運航されています。国内線では、オークランド、ウェリントン、クイーンズタウンなど、多くのニュージーランド国内の都市へのフライトが提供されています。空港から市内へのアクセスは、市バス、シャトルバス、タクシーなどが利用可能で、所要時間は約20〜30分です。また、この空港はニュージーランド空軍とアメリカ空軍の南極観測拠点・中継拠点としても利用されており、重要な役割を果たしています。

クライストチャーチ空港のターミナルは1つ

クライストチャーチ国際空港は、国際線と国内線が1つのターミナルビルに集約されているのが特徴です。このシンプルな構造により、旅行者は効率的に移動でき、乗り継ぎも容易になっています。ターミナル内には、主要なレンタカー会社の受付カウンターが設置されており、到着後すぐに車を借りることができます。また、空港内には複数の飲食店や売店があり、旅行者のニーズに応えています。ターミナルの両端にはタクシー乗り場が設けられており、市内へのアクセスも便利です。このコンパクトで機能的なターミナル設計は、クライストチャーチ空港の利便性を高め、旅行者に快適な空港体験を提供しています。

クライストチャーチ空港から市内までの交通手段

クライストチャーチ空港から市内中心部までは約12km離れており、複数の交通手段が利用可能です。最も経済的な選択肢は市バスで、29番線とパープルラインが約30分間隔で運行しており、片道料金は大人NZ$8.50です。より便利なオプションとしては、ドアツードアのシャトルバスサービスがあり、1人NZ$19から利用できます。タクシーは最も迅速ですが、料金はNZ$45〜65程度とやや高めです。また、主要なレンタカー会社のカウンターが空港内にあり、自由な移動を好む旅行者に人気です。これらの選択肢により、旅行者は自身のニーズと予算に合わせて最適な交通手段を選ぶことができます。

ニュージーランドのその他の主要空港4つ

ウェリントン国際空港

ウェリントン国際空港は、ニュージーランドの首都ウェリントンにある主要な国際空港です。市中心部から南東約8kmに位置し、年間約640万人の旅客数を誇ります。空港は1つのターミナルで国際線と国内線の両方を扱っており、コンパクトながら効率的な設計となっています。国際線はオーストラリア東部とフィジーへの便が中心で、ニュージーランド航空やカンタス航空などが就航しています。空港から市内へのアクセスは、エアポートエクスプレスバス(約30分、5NZD~)やシャトルバス(約25分、18NZD~)、タクシー(約20分、40-50NZD)などが利用可能です。空港内には「ロード・オブ・ザ・リング」の巨大キャラクターオブジェが展示されており、ニュージーランドらしい雰囲気を楽しめます。

クイーンズタウン空港

クイーンズタウン空港は、ニュージーランド南島の人気観光地クイーンズタウンに位置する重要な空港です。市中心部から約10kmのフランクトン地域にあり、国内線と国際線の両方を扱う1つのターミナルを有しています。国際線はオーストラリアの主要都市(ブリスベン、シドニー、メルボルン、ゴールドコースト)と結ばれており、ニュージーランド航空やジェットスターなどが就航しています。国内線ではオークランド、ウェリントン、クライストチャーチとの間で定期便が運航されています。空港から市内へのアクセスは、公共バス(オーバス)、シャトルバス、タクシーなどが利用可能で、所要時間は約20-30分です。2023年には240万人を超える旅客数を記録し、ニュージーランド国内でも有数の利用者数を誇る空港となっています。

ダニーデン国際空港

ダニーデン国際空港は、ニュージーランド南島のダニーデン市から約30km南のモモナに位置する空港です。国内線では、ニュージーランド航空とジェットスターによってオークランド、ウェリントン、クライストチャーチとの間で定期便が運航されています。空港から市内へのアクセスには、シャトルバス(約35分、1人約25ニュージーランドドル)やタクシー(約20〜30分、約90ニュージーランドドル)が利用可能です。空港内には、主要レンタカー会社のカウンターがあり、トイレ、シャワー、薬局、書店、カフェ、バーなどの施設も充実しています。また、短期・長期の駐車場オプションも提供されており、旅行者のニーズに応じた選択が可能です。

ワナカ空港

ワナカ空港は、ニュージーランド南島中部のワナカタウンに位置する小規模な空港です。主に観光客やスキー愛好家に利用されており、クイーンズタウン空港の補完的な役割を果たしています。空港はワナカの町中心部から約10kmの距離にあり、タクシーやシャトルバスでのアクセスが可能です。現在、定期商業便の運航はありませんが、チャーター便や小型機の発着に利用されています。空港周辺には美しい山岳風景が広がり、南アルプスの玄関口としての魅力も備えています。ワナカ空港は、その立地と周辺の自然環境により、観光やレジャー目的の旅行者にとって重要な交通拠点となっています。

ニュージーランドの空港の注意点

ニュージーランドの空港では、厳格な生物セキュリティ規制により、食品や植物の持ち込みに特に注意が必要です。入国時には、機内で配布される入国カードに正確に申告することが重要で、未申告の禁止品が見つかった場合は最大100,000NZDの罰金が科される可能性があります。持ち込み禁止品には、生鮮食品、乳製品、肉製品、果物、植物、土壌などが含まれます。また、液体類の機内持ち込み制限(100ml以下、合計1リットルまで)も適用されています。出国時には、新しいCTスキャナーの導入により、ノートパソコンや携帯電話などのデバイスをバッグから取り出す必要がなくなり、審査が簡略化されています。これらの規制を理解し遵守することで、スムーズな入出国が可能となります。

ニュージーランドの空港を活用してニュージーランド旅行を楽しもう!

ニュージーランドの空港は、便利なアクセスと充実したサービスで旅行をサポートします。オークランド空港は国際線と国内線の両方を扱う2つのターミナルを備え、都市中心部との交通もスムーズです。クライストチャーチ空港は1つのメインターミナルで、国際線と国内線が効率的に利用可能です。どちらの空港も観光地へのアクセスが良好で、ニュージーランド旅行を快適にスタートできるでしょう。事前に空港の情報をチェックし、スムーズな移動をお楽しみください。

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