太平洋に浮かぶ7000を越える島々から成り立っている国「フィリピン」。ビーチリゾートのセブ島をはじめ、スペイン統治時代の美しい歴史的建造物が残るマニラ、フィリピ…
セブ島のおすすめ観光スポット15選!ジンベエザメウォッチングや定番のボホール島など
フィリピンの中央に位置するセブ島は、世界有数のリゾート地として広く知られています。透明度の高い海と真っ白な砂浜がこの島の魅力のひとつで、セブ本島には賑やかなセブシティがあり、ショッピングやグルメを楽しむことができます。一方、リゾートホテルが立ち並ぶマクタン島では、リラックスした時間を過ごせます。このように、リゾートライフとシティライフの両方を楽しめるのがセブ島の大きな魅力です。そこで今回はそんなセブ島におすすめ観光スポットをご紹介いたします。
2024年06月25日更新
セブ島の基本情報
セブ島は、フィリピンの中央に位置するリゾート地で、世界中の旅行者に愛されています。日本との時差はわずか1時間で、移動もスムーズに行えます。日本からのフライトは直行便で約4時間半から5時間と、週末旅行にも最適です。また、セブ島ではビサヤ語と英語が広く使われており、言語の壁を感じることなく旅行が楽しめます。1年を通じて常夏の気候も魅力で、いつでも海や自然を満喫することができます。セブ島のベストシーズン
セブ島は、年間を通じて最高気温が30℃を超える常夏の気候が魅力です。特に、12月から5月の乾季がベストシーズンと言われています。この時期は降水量が少なく、天気も安定しているため、マリンアクティビティを存分に楽しむことができます。3月から5月は晴天率が高く、ビーチリゾートを満喫するのに最適な季節です。また、1月にはフィリピン最大級のお祭り「シヌログ祭」が開催され、地元の文化に触れる絶好の機会となります。セブ島のおすすめ観光スポット15選
ジンベエザメと泳ぐ冒険「オスロブ」
セブ島南部のオスロブは、ジンベエザメと一緒に泳ぐことができる、世界でも珍しい観光スポットです。オスロブでは野生のジンベエザメの餌付けに成功しており、高確率でジンベエザメと遭遇できます。透明度の高い海でシュノーケリングやダイビングを楽しみながら、迫力満点のジンベエザメの姿を間近で観察することができます。オスロブへのアクセスは高速バスやオプショナルツアーを利用すると便利です。セブ市内からは約3時間半かかりますが、早朝出発のツアーが多く、スケジュールに余裕を持つと安心です。白い砂浜とエメラルドグリーンの海「スミロン島」
スミロン島は、セブ市内から約3時間の港から船で15分で行ける、美しい観光スポットです。セブ島屈指の高い透明度を誇る海と、真っ白な砂浜が広がるサンドバーが特徴です。エメラルドグリーンの海でのシュノーケリングやダイビングでは、色鮮やかなサンゴ礁や熱帯魚を見ることができます。また、島内ではトレッキングやカヤックなどのアクティビティも楽しめます。オスロブから近いため、セットツアーで訪れることも多く、高級ホテルのデイユースを利用してゆっくり過ごすのもおすすめです。チョコレートヒルズとターシャの楽園「ボホール島」
ボホール島は、セブ島から高速船で約2時間の場所に位置するフィリピンで10番目に大きな島です。特に人気の観光スポットは、「チョコレートヒルズ」と「ターシャ自然保護区」です。チョコレートヒルズは、大小1,200以上の奇妙な形の山々が広がる絶景で、見る者を圧倒します。さらに、ボホール島では、世界最小のメガネザルであるターシャを間近で観察できることも魅力の一つです。歴史あるバクラヨン教会や美しいビーチもあり、自然と文化が調和した楽園です。ダイバーの楽園「モアルボアル」
モアルボアルは、セブ市内から車で約3時間の場所に位置し、フィリピン屈指のダイビングスポットとして知られています。この町は、ゆったりとした雰囲気と美しい自然が魅力です。特に注目すべきは、透明度の高いエメラルドグリーンの海と色とりどりのサンゴ礁です。ダイビングやシュノーケリングを楽しむには最適な場所です。また、数百万匹のイワシが一斉に泳ぐ「イワシトルネード」も有名で、その迫力は圧巻です。さらに、ウミガメに出会えるスポットもあり、ダイバーにとってはまさに楽園です。壮麗な大聖堂「シマラ教会」
シマラ教会は、セブ島の中でも屈指のパワースポットとして知られています。願いが叶うとされる涙を流したマリア像が有名で、多くの観光客が訪れます。教会は拡張工事を続けており、その壮麗な外観はフィリピンにいることを忘れさせるほど美しいです。教会内には、13色のろうそくが販売されており、それぞれの色に異なる願いが込められています。訪れた際には、ろうそくに火を灯し、お祈りすることで特別な体験ができるでしょう。色とりどりの花の楽園「シラオフラワーガーデン」
シラオフラワーガーデンは、セブ島の山間部に位置する色とりどりの花の楽園です。鮮やかな色彩に満ち溢れた花々が咲き誇り、その美しさは訪れる者の心を捉えます。庭園内にはオランダ風の風車やチューリップ、サンフラワーが広がり、「小さなアムステルダム」とも呼ばれる魅力的な風景が広がります。一年を通じて様々な種類の花々が咲くため、どの季節に訪れても違った美しさを楽しむことができます。インスタ映えするフォトスポットも多く、写真と共にセブ島の思い出を作るのに最適な場所です。楽園の小島「ナルスアン島」
ナルスアン島は、マクタン島から船で約40分の場所にある無人島で、アイランドホッピングの人気スポットです。島の大半が珊瑚海洋保護区として整備されており、セブ本島では見られない透き通った海が広がります。この島の見どころは、エメラルドグリーンの海に浮かぶ長い桟橋で、リゾート気分を一層高めてくれます。ビーチは浅瀬になっており、ビーチバレーやシュノーケリングを楽しむのに最適です。色とりどりの魚たちが泳ぐ透明度の高い海で、リラックスしたひとときを過ごせるでしょう。歴史と信仰の象徴「サント・ニーニョ教会」
サント・ニーニョ教会は、フィリピンで最も歴史のある教会で、1565年に建てられました。現在の姿は1740年に再建されたもので、歴史と信仰の象徴として広く知られています。教会内には、探検家マゼランから贈られた子どものキリストを意味するサント・ニーニョ像が飾られており、戦火をくぐり抜けて残った貴重な遺物です。この像は現在もフィリピンの人々から深く信仰されています。訪れる際には、現地で買える赤いろうそくに火を灯し、祈りを捧げるのが伝統です。宗教施設のため、露出の多い服装は避けましょう。また、周辺は治安が悪いこともあるので、持ち物の管理には注意が必要です。ショッピングとエンターテイメントの天国「SMシーサイドモール」
SMシーサイドモールは、2015年11月にオープンしたセブ島最大のショッピングモールで、フィリピンでも3番目に大きな規模を誇ります。東京ドーム5個分の広さに1,000店舗が集結し、ショッピングからエンターテイメントまで一日中楽しめる施設です。多様な飲食店、有名ブランドショップ、お土産店が揃い、さらに映画館、ボーリング場、アイススケートリンク、アーチェリー体験、VR体験施設など、充実したエンターテイメント施設が魅力です。アクセスはセブシティの中心部からタクシーで20-30分、マクタン島からは40分-1時間ほどで、交通状況により変動しますので、特に土日は時間に余裕を持って訪れましょう。タクシーに乗る際は「SMシーサイド」と正確に伝えることが大切です。自然の神秘「カワサン滝」
カワサン滝は、セブ島南部のバディアンに位置する自然の神秘です。高さは40メートルと比較的小ぶりですが、エメラルドグリーンの滝壺はセブ島最大の深さを誇り、その美しさは思わず声を飲むほどです。カワサン滝周辺にはレストランやショップもあり、一日中楽しめる人気の観光スポットです。カワサン滝では、ただ美しい景色を楽しむだけでなく、自然を活用したアクティビティも豊富です。キャニオニングやジップラインなど、迫力満点のウォーターアクティビティを体験できます。特に、ターザンロープでの飛び込みや高い場所からのダイブはスリル満点です。
アクセスはセブ市内からバスやタクシーで約3時間。オスロブのジンベイザメツアーと組み合わせたツアーも多く、効率よく観光することが可能です。自然の美しさと冒険を楽しめるカワサン滝は、セブ島訪問時にぜひ訪れたいスポットです。
究極のビーチエスケープ「カランガマン島」
カランガマン島は、フィリピンのレイテ州・パロンポン市に属する全長753mの無人島です。電気も水道もない無人島ですが、携帯電波はしっかり届くため、自然を満喫しながらも安心して過ごせます。この島の名前はビサヤ語で鳥を意味する「Langgam」に由来し、上空から見ると羽を広げた鳥のように見えることから命名されました。カランガマン島の魅力は何といっても、その美しいビーチです。真っ白な砂浜と透明度の高いエメラルドグリーンの海が広がり、まさに究極のビーチエスケープです。シュノーケリングやダイビングを楽しむには最適で、色とりどりの魚たちと一緒に泳ぐことができます。
アクセスは、セブ島からボートで約2時間半。観光客が少なく、静かな環境でリラックスしたい方にはぴったりの場所です。カランガマン島でのんびりとしたひとときを過ごし、大自然の美しさに癒されてみてはいかがでしょうか。
家族で楽しむテーマパーク「アンジョワールド」
アンジョワールドは、2018年9月にオープンしたセブ島唯一のテーマパークです。アフリカ、アメリカ、アジア、ヨーロッパと複数のゾーンに分かれた施設内には、13種類のアトラクションがあります。高さ200ftの大観覧車や2人乗りのスピニングコースター(回転式ジェットコースター)、プールで自由自在に運転できるバンパーボートなど、新たに追加されたアトラクションも見どころ満載です。入場料金もリーズナブルで、ビーチやプールで遊んだ後のプランにもぴったりです。また、アンジョワールドの隣には「スノーワールド」があります。ここでは、セブ島では珍しい“冬”を体験できる氷の世界が広がっています。氷を削って造られた「アイスタウン」や「氷のスライダー」は、地元でも大好評です。家族みんなで楽しむことができるアンジョワールドは、セブ島の観光プランにぜひ加えたいスポットです。
壮大な眺望とローマの雰囲気「テンプル・オブ・レイア」
テンプル・オブ・レイアは、セブの実業家テオドリコ・ソリアーノ・アダルナが愛する妻レイアのために建てた壮大な神殿です。高台に位置しており、セブ市内や海の美しい景色を一望することができます。この神殿は、ローマ風の建築様式が特徴で、随所に愛を感じさせるロマンチックな空間が広がっています。テンプル・オブ・レイアは、2012年から建設が始まり、現在も建築中ですが、ほとんどのエリアはすでに完成しており、建物や周囲の景色の魅力を十分に堪能できます。敷地内には、レイアの銅像が設置されており、訪れる人々に愛の物語を伝えています。売店もあり、飲み物や軽食を楽しみながら、ベンチに座ってゆっくりと景色を眺めることができます。営業時間は6時から23時と長く、日没後には美しい夜景も楽しめます。セブ市内や海を一望できるロマンチックなスポットとして、観光客だけでなく地元の人々にも人気の場所です。
歴史を感じる「サンペドロ要塞」
サンペドロ要塞は、フィリピンで最も歴史のある要塞で、1565年にミゲル・ロペス・デ・レガスピの指揮のもと建てられました。当初は木で作られていた要塞ですが、1738年に石造りに改築されました。イスラム教徒を監視するために建設された後、牢獄や捕虜収容所としても使用されました。現在、サンペドロ要塞は博物館として、フィリピンの歴史を語る資料が展示されています。砲台や見張り台が残されており、戦争中の姿を垣間見ることができます。要塞自体は小さいですが、事前に情報を知っておくとより深く楽しめます。
要塞の入口には、子どもの頃のイエス・キリストを意味するサントニーニョの像が飾られています。小さいので見逃さないようにチェックしてみてください。
また、要塞の前には独立記念公園であるプラザ・インデペンデンシアがあります。芝生や木々が植えられた公園で、フィリピンの独立に貢献した偉人たちの銅像も立っています。観光で歩き疲れたときには、ここで休憩するのもおすすめです。夜にはライトアップもされ、美しい景観を楽しむことができます。
夜市とグルメの宝庫「スグボ・メルカド」
スグボ・メルカドは、セブ島の夜市とグルメの宝庫として知られています。多彩な料理と活気ある雰囲気が魅力で、地元の人々や観光客に人気のスポットです。夜市では、フィリピン料理だけでなく、各国の料理も楽しめるため、食べ歩きが好きな方にとっては絶好の場所です。特に注目したいのは、新鮮なシーフードやバーベキュー。目の前で焼かれる料理の香ばしい匂いが食欲をそそります。また、リーズナブルな価格で提供されるため、予算を気にせず楽しむことができます。
スグボ・メルカドでは、食べ物だけでなく、地元の手作り雑貨や衣料品も販売されています。夜市の活気と共に、フィリピンの文化や風土を感じることができるでしょう。場所はITパーク内にあり、アクセスも便利です。セブ島を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてください。