ベトナムという国名を漢字で表記すると「越南」となります。この漢字表記には深い歴史と由来があり、それぞれの漢字には特別な意味が込められています。「越」は古代のベト…

インドの物価事情を徹底解説!日本より高い?安い?実際の物価や節約術なども紹介
インドは急速な経済成長を遂げる一方で、物価に関する疑問も多く持たれています。日本との比較でインドの物価は高いのか、それとも安いのか?この記事では、インドの最新の物価事情を徹底的に解説します。消費者物価指数やインフレ率の動向、都市部と農村部の違い、さらには食品や住居費など生活に直結する費用の実態を詳しく見ていきます。また、インドで快適に暮らすための節約術やおすすめの都市なども紹介します。これからインドへの移住や長期滞在を考えている方にとって、貴重な情報となるでしょう。
2024年07月13日更新
インドの物価は日本と比べて高い?安い?
インドの物価は全般的に日本より安いですが、近年の経済成長に伴い上昇傾向にあります。ビッグマック指数によると、インドは351円で日本の450円より安価ですが、その差は縮小しています。都市部と地方では大きな格差があり、都市部の物価は日本の約3分の2、地方では約3分の1程度です。ただし、日本食などの輸入品は高級品扱いで高額になります。インドの平均年収は約680,000円と日本の約7分の1ですが、IT産業など成長分野では高収入を得られる一方、農村部では低所得の傾向が続いています。物価は上昇していますが、日本円の弱さも相まって、インド旅行の費用は予想以上にかかる可能性があります。インドの物価は都市によっても異なる

日本とインドの物価を実際の商品で価格比較
日本とインドの物価比較表
項目 | 商品 | インド | 日本 |
---|---|---|---|
日用品 | ペットボトルの水 | 20円 | 100円 |
シャンプー(1リットル) | 150円 | 700円 | |
洗剤 | 50円 | 400円 | |
トイレットペーパー | 100円 | 250円 | |
ティッシュペーパー(一箱) | 30円 | 150円 | |
生鮮食品 | パン | 30円 | 169円 |
卵 | 50円 | 200円 | |
牛乳 | 40円 | 257円 | |
肉 | 300円 | 1,316円 | |
スターバックス | ホットコーヒー(グランデ) | 150円 | 340円 |
フラペチーノ(グランデ) | 200円 | 420円 | |
キャラメルマキアート(グランデ) | 250円 | 500円 | |
カフェラテ(グランデ) | 200円 | 400円 | |
マクドナルド | ハンバーガー | 50円 | 170円 |
コーラ | 30円 | 120円 | |
ビッグマック | 200円 | 450円 | |
チキンマックナゲット5ピース | 100円 | 390円 | |
マックフライポテト | 80円 | 220円 |
日本とインドの日用品の価格比較

日本とインドの生鮮食品(パン・卵・牛乳・水・肉など)の価格比較

インドの都市部では、1ヶ月の食費は約20,000ルピー(約36,000円)程度で済むとされていますが、日本食や外国料理を好む場合は費用が大幅に増加します。地元の市場や食材を活用することで、さらに食費を抑えることが可能です。ただし、インドの食品市場は多様性が高く、地域や宗教によって食文化が大きく異なるため、一概に比較することは難しい点に注意が必要です。
日本とインドのマクドナルドの価格比較

ビッグマック指数によると、2023年7月時点でインドのビッグマックは世界で最も安い価格帯に位置しており、日本より安価です。しかし、インドの経済成長に伴い、マクドナルドの価格も上昇しています。1997年にデリーに初出店した際のフィレオフィッシュの価格は約132円でしたが、25年後には約260円となり、現地通貨換算で約3.7倍、日本円換算で約2倍に上昇しています。
このように、インドのマクドナルドの価格は依然として日本より安いものの、経済成長とインフレにより上昇傾向にあり、両国の価格差は徐々に縮まっています。
日本とインドのスターバックスの価格比較

日本とインドのランチの価格比較
インドのランチ価格は一般的に日本より安価ですが、都市部や高級店では日本と同等かそれ以上になることもあります。インドの一般的なランチ代は200〜500ルピー(約330〜825円)程度で、地元のダバ(大衆食堂)ではさらに安く食べられます。一方、日本のインド料理店のランチセットは平均して1,000〜1,500円程度で、タンドリーチキンセットなどが人気です。インドでは経済成長に伴い物価が上昇しており、都市部の高級レストランでは2,000ルピー(約3,300円)以上のランチも珍しくありません。日本のインド料理店でも、銀座などの高級エリアでは2,000円以上のランチを提供する店舗があります。ただし、インドの平均年収は日本の約7分の1であることを考慮すると、現地の人々にとってはこれらの価格は決して安くないと言えます。
インドでショッピングを楽しむ方法・節約術は?

大型ショッピングセンターの建設が進んでいるインドですが、これらの近代的な施設では価格が高くなる傾向があります。代わりに、地元の人々が利用する小規模な店舗を探すことで、より安価に日用品や食料品を入手できます。
季節や祭りに合わせたセールを活用するのも賢明です。例えば、ディワーリー(10月下旬から11月上旬)やホーリー(3月下旬から4月上旬)などの祭りの時期には、多くの店舗で特別セールが行われます。
また、インドの経済成長に伴い物価が上昇していることを念頭に置き、予算を立てる際には余裕を持たせることが重要です。特に、日本円の弱さも考慮すると、予想以上に費用がかかる可能性があります。
最後に、現地の食材や製品を積極的に利用することで、輸入品に比べて大幅に節約できます。インドの豊かな文化と多様性を楽しみながら、賢くショッピングを楽しむことが可能です。