フランスの首都パリは、芸術・グルメ・歴史が融合した世界屈指の観光都市です。エッフェル塔やルーヴル美術館といった定番スポットはもちろん、地元の人が集うカフェや隠れ…

バルセロナで絶対にあなたがやるべきこと10選!定番から穴場まで100%楽しむ方法
芸術と建築、情熱的なサッカー文化、美食、そして地中海の爽やかな風――スペイン・バルセロナは訪れる人を魅了する魅力にあふれています。サグラダ・ファミリアやグエル公園といった世界的に有名な観光名所から、地元の人々が集う市場や海辺の散歩道など、定番から穴場まで楽しみ方は無限大。街歩きだけでも驚きと感動の連続で、短い滞在でも充実感を味わえるのがバルセロナの魅力です。そこで今回、そんなスペイン・バルセロナを楽しむ10のアイデアをご紹介します。
2025年09月22日更新
バルセロナは魅力がいっぱい!
地中海に面したスペイン・カタルーニャ州の州都バルセロナは、歴史と現代が美しく調和した魅力的な都市です。アントニ・ガウディの建築傑作群、活気あふれる市場、美しいビーチ、そして情熱的なフラメンコ文化が訪れる人々を魅了します。古いゴシック地区の石畳を歩けば中世の面影を感じ、モダンな地区では最新のアートやグルメシーンに出会えます。温暖な気候と陽気な地元の人々、そして美味しいタパスとサングリアが、あなたの旅を忘れられないものにしてくれるでしょう。バルセロナであなたがやるべきこと10選
ランブラス通りを散歩する

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バルセロナの心臓部とも言えるランブラス通りは、カタルーニャ広場から港まで続く約1.2キロメートルの美しい遊歩道です。街路樹が作る木陰の下を歩けば、大道芸人のパフォーマンス、色とりどりの花屋、新聞スタンド、カフェのテラス席など、バルセロナの日常を肌で感じることができます。朝は地元の人々の通勤風景を、夜は観光客と地元民が交じり合う賑やかな雰囲気を楽しめます。途中でサン・ジョセップ市場(ボケリア市場)に立ち寄り、新鮮な果物や地元の食材を味わうのもおすすめです。バルセロナを象徴「サクラダファミリア」を観る

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1882年に建設が始まったアントニ・ガウディの未完の傑作、サクラダファミリアは、バルセロナを訪れたら絶対に見逃せない建築奇跡です。自然をモチーフにした有機的なデザインと、光と影が織りなす神秘的な内部空間は、見る者を圧倒します。現在も建設が続いており、2026年の完成予定に向けて日々進化を続けています。事前予約は必須で、オーディオガイドを利用すればガウディの設計思想や建設の歴史を深く理解できます。エレベーターで塔に登れば、バルセロナの街並みを一望できる絶景が待っています。夕暮れ時の美しいライトアップも見どころの一つです。モンジュイックに登って夕日を見る

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バルセロナ港を見下ろすモンジュイックの丘は、街の喧騒から離れて美しい夕日を楽しめる絶好のスポットです。標高173メートルのこの丘からは、地中海に沈む太陽と、オレンジ色に染まるバルセロナの街並みを一望できます。ケーブルカーやロープウェイでアクセスでき、頂上にはモンジュイック城があります。また、カタルーニャ国立美術館やオリンピック・スタジアムなどの文化施設も点在しているため、夕日鑑賞と合わせて観光を楽しめます。特に夏の夕暮れ時は、地元のカップルや観光客で賑わい、ロマンチックな雰囲気を満喫できるでしょう。ボケリア市場で地元のグルメを楽しむ

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ランブラス通り沿いにあるサン・ジョセップ市場、通称ボケリア市場は、1217年から続く歴史ある食の宝庫です。色鮮やかな果物、新鮮な魚介類、イベリコハムやチーズなど、カタルーニャの美味しい食材が所狭しと並んでいます。市場内のバルでは、その場で調理された新鮮なタパスやフレッシュジュースを味わえます。特に生ハムとチーズの盛り合わせ、パエリア、そして地元産のオリーブオイルは必食です。地元の人々との交流も楽しく、スペイン語や英語で気軽に話しかけてくれます。午前中が最も活気があり、食材の種類も豊富なのでおすすめの時間帯です。ガウディの作品に触れる

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アントニ・ガウディの建築作品群は、バルセロナを世界的に有名にした文化遺産です。サクラダファミリア以外にも、カサ・ミラ(ラ・ペドレラ)の波打つような外観、カサ・バトリョの色とりどりのモザイク、そしてグエル公園のおとぎ話のような建築群など、それぞれが独特の魅力を持っています。ガウディは自然の形態にインスピレーションを得て、直線を極力避けた有機的なデザインを追求しました。各建物の内部見学では、革新的な構造技術と芸術的な装飾の融合を間近で体験できます。ガウディ作品めぐりは、建築愛好家でなくても楽しめる、バルセロナならではの特別な体験となるでしょう。カンプノウスタジアムで FC バルセロナ

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世界最大級のサッカースタジアムであるカンプ ノウは、収容人数99,354人を誇るFCバルセロナの聖地です。試合観戦はもちろん、スタジアムツアーでは、選手のロッカールーム、ピッチサイド、博物館などを見学できます。FCバルセロナ博物館には、メッシやロナウジーニョなど伝説の選手たちのユニフォームやトロフィーが展示されており、クラブの輝かしい歴史を学べます。試合日には、街全体がバルサカラーの青と赤に染まり、熱狂的なサポーターの歌声が響き渡ります。サッカーファンでなくても、このスタジアムの壮大さと情熱的な雰囲気は、きっと心に残る体験となるでしょう。チケットは事前予約がおすすめです。タブラオでフラメンコショーを観賞

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スペイン南部アンダルシア地方発祥のフラメンコは、バルセロナでも本格的なパフォーマンスを楽しむことができます。市内には多くのタブラオ(フラメンコ専門の劇場兼レストラン)があり、情熱的な踊り、魂を揺さぶるギターの音色、そして力強い歌声を間近で体験できます。特に老舗のタブラオでは、一流のアーティストによる迫力あるパフォーマンスを観賞しながら、パエリアやタパスといった伝統料理とスペインワインを楽しめます。フラメンコの歴史や技術についての解説もあり、この芸術形式の奥深さを理解できます。夜の時間帯に開催されることが多く、ロマンチックなディナーと合わせて楽しめる大人の娯楽です。ピカソ美術館でアート鑑賞

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バルセロナのゴシック地区にあるピカソ美術館は、20世紀最大の芸術家パブロ・ピカソの青春時代の作品を中心に展示している世界有数の美術館です。ピカソが14歳から23歳までバルセロナで過ごした期間の貴重な作品群を通じて、天才画家の芸術的成長過程を辿ることができます。特に「青の時代」の作品群は必見で、若きピカソの繊細な感情表現に触れられます。また、ベラスケスの「ラス・メニーナス」を独自に解釈した連作も展示されており、ピカソの創造性の幅広さを感じられます。中世の邸宅を改装した美しい建物自体も見どころの一つで、アートと建築の両方を楽しめる文化的なスポットです。ガイド付きツアーでモンセラットに登る

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バルセロナから約60キロメートル離れたモンセラット山は、奇岩群が織りなす神秘的な景観とベネディクト会修道院で有名な聖地です。ギザギザとした岩山の頂上にある修道院では、中世から続く少年聖歌隊の美しい歌声を聞くことができます。また、カタルーニャの守護聖母である黒いマリア像(ラ・モレネータ)は、多くの巡礼者が訪れるパワースポットとしても知られています。ケーブルカーで山頂まで登れば、ピレネー山脈まで見渡せる壮大なパノラマが広がります。ガイド付きツアーでは、歴史的背景や宗教的意義について詳しい説明を聞きながら、この特別な場所の魅力を余すことなく体験できます。コスタ・ブラバの中世の村々を探索する

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バルセロナから北へ車で約1時間のコスタ・ブラバ地方には、時が止まったような美しい中世の村々が点在しています。特にペラタジャーダ、パルス、ベゲットなどの村では、石畳の小径、古い石造りの家々、そして城壁跡など、中世ヨーロッパの面影を色濃く残しています。地中海沿いの断崖絶壁に建つこれらの村からは、青い海と緑の山々が織りなす絶景を楽しめます。地元の小さなレストランでは、新鮮な魚介類を使ったカタルーニャ料理を味わえ、都市部では体験できない静寂と美しさに包まれた時間を過ごせます。日帰りツアーも多く催行されており、バルセロナとは異なる地中海沿岸の魅力を発見できるでしょう。