ジョージアってどんな国?基本情報からおすすめ観光スポット・物価・気候・治安まで解説

ジョージアは、黒海とカスピ海に挟まれた小さな国です。5000m級の峰が連なるコーカサス山脈から黒海沿岸のビーチリゾートまで、多様な自然環境に恵まれています。面積は約7万km²で北海道より一回り小さく、人口は約400万人です。首都トビリシは5世紀から続く古い都市で、温泉が有名です4。ジョージアは世界で2番目に古いキリスト教国として知られ、8000年前からワイン造りが行われてきた歴史ある国でもあります。独自の文化や美しい景観、おいしい料理など、魅力的な観光地として注目を集めています。

2024年10月17日更新


ジョージアってどんな国?

ジョージアは南コーカサス地方に位置する共和制国家で、面積約69,700平方キロメートル、人口約390万人を有し、首都トビリシではジョージア語が公用語ですがロシア語も広く使用され、キリスト教(ジョージア正教)を世界で2番目に国教とした歴史、8000年のワイン文化、美しいコーカサス山脈や世界遺産、豊かな農業と食文化、長寿の国としての特徴を持つ温暖な国です。

ジョージアの基本情報

項目 情報
公用語 ジョージア語
首都 トビリシ
宗教 キリスト教(ジョージア正教)
通貨 ラリ(GEL)
ビザ 日本国籍者は90日以内の観光でビザ不要
日本との時差 −5時間
気候 東部は大陸性気候、西部は亜熱帯気候
治安 全体的に良好だが、観光地ではスリに注意
物価 日本より安いが近年上昇傾向
交通手段 バス、地下鉄、タクシーが主な交通手段
インターネット環境 都市部ではWi-Fiが普及しており、快適
電源プラグ・コンセント タイプCおよびF(電圧220V)
飲水 市販のミネラルウォーターの利用が推奨
トイレ 都市部では洋式トイレが多く、清潔な施設が多い

ジョージアへの日本からのアクセス方法・行き方

日本からジョージアへの直行便は運航されておらず、一般的にドーハ経由(カタール航空)、イスタンブール経由(ターキッシュエアラインズ)、ドバイ経由(エミレーツ航空)を利用し、総飛行時間は経由地によって15〜18時間で、乗り継ぎ時間を含めると全行程が20時間以上になることもありますので、渡航計画時には乗り継ぎ時間や季節によるスケジュール変更に注意が必要です。

ジョージアの歴史

ジョージアの歴史は紀元前6世紀に西部のコルキス王国と東部のイベリア王国が成立し、4世紀にはキリスト教を国教とする世界で2番目に古いキリスト教国となり、975年にバグラト朝が最盛期を迎えるも、13世紀以降はモンゴルなど外敵の侵入を受け、19世紀にロシア帝国に併合され、1918年に独立宣言後、1921年にソビエト化し、1991年のソ連崩壊で再独立を果たした後、南オセチアやアブハジアの分離問題を抱えながらも、ワイン産業や観光業の発展に注力しています。

ジョージアの気候と旅行中の服装は?

ジョージアの気候は地域によって異なりますが、主に東部は乾燥した大陸性気候、西部は湿潤な亜熱帯気候です。夏(6月〜8月)は首都トビリシで平均気温が25〜35℃と暑く、軽装のTシャツやショートパンツ、帽子やサングラスが必要です。一方、冬(12月〜2月)は気温が0℃前後に下がり、特に山岳地帯では雪が降るため、防寒着や厚手のコート、手袋が必須です。春(3月〜5月)と秋(9月〜11月)は比較的穏やかで、日中は軽めのジャケットやカーディガン、夜間は防寒用の上着があると便利です。旅行中は、訪れる地域や時期に合わせて適切な服装を選び、天候の変化にも対応できるよう準備しましょう。
季節 平均気温
1月(冬) 0〜5℃
2月(冬) 1〜7℃
3月(春) 5〜12℃
4月(春) 10〜17℃
5月(春) 15〜22℃
6月(夏) 20〜28℃
7月(夏) 23〜31℃
8月(夏) 23〜31℃
9月(秋) 18〜26℃
10月(秋) 13〜20℃
11月(秋) 7〜14℃
12月(冬) 2〜8℃

ジョージアの旅行費用

ジョージアは比較的安価な旅行先として知られていますが、近年の物価上昇により費用は増加傾向にあります。一般的な旅行費用は、航空券が往復15万〜17万円程度、宿泊費が1泊3,000円〜1万円(ホステルからホテルまで)、食費が1日2,000円〜5,000円、交通費が1日500円〜1,500円です。日本と比べると食事や公共交通機関は格安で、レストランでの食事は500〜1,000円程度、公共交通機関は1回30〜50円で利用できますが、観光地では価格が高めになることもあるため、地元の食堂や市場を利用し、公共交通機関を活用して節約すると良いでしょう。

ジョージアの治安・住みやすさ

ジョージアは全体的に治安が良好で、世界の安全な国ランキングで上位に位置し、首都トビリシでは警察の巡回が強化されており、日中の女性の一人歩きも比較的安全ですが、観光客の増加に伴いスリやひったくり、ぼったくりといった軽犯罪が増えているため注意が必要です。物価が安くインフラも整っており、特に大都市では快適な生活が可能で、周辺国へのアクセスも良好ですが、言語や文化の違い、極端な気候、政治的な不安定さや周辺国との緊張関係といった課題もあります。

ジョージアの物価

ジョージアの物価は全般的に日本より安いものの、2022年以降のインフレーションにより約1割上昇し、ペットボトルの水(500ml)が約50〜100円、ローカル飲食店での食事が約250〜800円、カフェでのコーヒーが約100〜150円、公共交通機関の料金が約30〜50円、スーパーでの食料品(例:パン1斤約50円、卵10個約100円)などが一般的な目安です。ただし、輸入品や観光地では割高で、首都トビリシは地方都市より物価が高めです。旅行者は地元の市場や食堂を利用することで費用を抑えることができ、長期滞在者にとっても物価の安さと生活の質のバランスが魅力ですが、2024年現在では以前ほどの「激安」感は薄れています。

ジョージアの見どこころ・観光スポット

ジョージアには、トビリシ旧市街やムツヘタの文化財群などの歴史的な街並みが残るスポットや、カズベク山麓のカズベキ村やヴァルジアの壮大な洞窟修道院群、黒海沿岸のリゾート都市バトゥミといった多様な観光地があります。ジョージア軍用道路沿いの美しい山岳風景はドライブに最適で、ワインの産地カヘティ地方では伝統的なワイン造りも体験可能です。多くの観光地は無料で訪れることができ、有料でも比較的安価な点が魅力です。

ジョージアの名物・有名なもの

ジョージアは豊かな食文化と伝統工芸品で知られ、チーズを詰めた焼きたてパン「ハチャプリ」や、ジューシーな肉汁入りの茹で餃子「ヒンカリ」、濃厚な鶏肉のニンニククリーム煮込み「シュクメルリ」、ナッツとぶどう果汁ペーストを使った伝統的なお菓子「チュルチュヘラ」、8000年の歴史を持つ「ジョージアワイン」などが代表的な名物です。また、カラフルな刺繍や木製品、美しい茶器といった手工芸品も人気のお土産で、これらはジョージアの豊かな文化と歴史を体現し、多くの観光客を魅了しています。

ジョージアのことを知って旅行しよう!

ジョージアは、自然豊かな風景と歴史的な街並みが魅力の国です。物価は比較的安く、旅行者にとってコストパフォーマンスが良い点も魅力です。温暖な気候と四季折々の美しさが楽しめるため、年間を通じて観光が可能です。また、治安も比較的安定しており、安心して旅を楽しめます。観光地としては首都トビリシや美しいカズベキ山、伝統的なワイン文化が楽しめるカヘティ地方など、多彩な魅力が詰まっています。

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